オイシックスの食材キット「Kit Oisix」を半年ほど使っていました。
今はやめましたが、楽しく美味しく便利な日々でした。
いま検討している方に向けて、セット内容を事細かに紹介します。
「Kit Oisix」ってなんぞ?
ご存知の方も多いと思いますがいちおう説明します。
宅配野菜のオイシックス社が提供している料理キットが「Kit Oisix」。
あらかじめカット済みの食材がセットになっていて、あとはレシピ通りに炒めたり煮たりするだけで晩ごはんのおかずが作れます。
www.oisix.com
自炊最大の悩みである「献立どうするか問題」を考えなくて良かったのは本当に助かりました。
セット内容を公開します
「Kit Oisix」のパッケージ
個包装された食材がポリ袋にまとめて入っています。
パッケージの前面が2重になっていて、そこにレシピが挟まっています。
レシピのオモテ面は完成写真になっているので、開封しなくても何のセットか分かるようになっています。
食材をぜんぶ出してみたのが下図。
ぶちまけた感満載の写真(笑)
2品並行して作れる賢いレシピ
レシピは、A4用紙2つ折りの形でパッケージ前面のポケットに入っています。
レシピのオモテ面は完成写真と、使用する調理器具(鍋、包丁使用の有無)の記載があって、広げると上半分に主菜、下半分に副菜のレシピとなっています。
このレシピ、主菜と副菜を行ったり来たりするだけで2品並行して作れる仕組みになっているのが賢いポイント。
例えば主菜のじゃがいもをレンジで加熱している間に、副菜にジャンプしてたまねぎをスライスして水に晒し、レンジが終わったじゃがいもを潰して...と言ったように、時間のかかる作業の間にもう一方の作業にスイッチして効率化を図っています。
料理のうまい人なら自然とこなしている事なのでしょうけれども、段取り下手な私にはありがたいレシピでした。
レシピのウラ面には自分で用意した食材で作るときのヒントが載っていて、あとから読み返しても参考になります。
セットの食材をネチネチ紹介!
食材はすべて個包装されています。
切ってある食材と切らずにそのまま入っている食材があります。
にんじん、ピーマン、たまねぎ、長ネギ、かぼちゃ、キャベツなど、切った状態でセットに入っています。
ピーマンでいいのにパプリカが入っている回が多かったです。
パプリカは8分の1とかいつもすごく小さくて、彩りのためだけに入れてくるのだろうと思います。
にんじんは、ほぼ毎回切ってありました。
基本的に食材はカット済みですが、切ってないものもあります。
切ると劣化が早い食材などはそのまま入っているのだそうで、
じゃがいも、なす、きゅうり、万能ねぎ、ほうれん草、トマトなど、主に実野菜と葉野菜の類は、カットされず丸ごと個包装されていました。
キットで切ってあった食材は、自分で料理するときもあらかじめ切っておいて大丈夫なやつだね、という教訓を得ました。
肉も入ってます
肉類は薄めた酢水などの保存液か、調味液に浸かった状態で真空パックされています。
味付け肉は味が十分にしみ込んでいて柔らかく、とてもおいしかったです。
味はいいのですが、大きな脂身も除去せず入っているので、苦手な人は余計な手間がかかるかもしれません。私も格闘しましたから。
魚料理は調理済みでパックされているものがほとんどで、生の魚が入っていた事はありません。さばけなくても安心してください。
中華丼の具材で入っていたイカが塩ダレに浸かったやつも、身がプリプリに仕上がってとてもおいしかったのを覚えています。
こうやって思い返してみると、タレ全般が優秀だったなと感じます。
なにがえらいってタレがえらい
セットに調味料が入っている事もあります。
調味料って使い切れなくて賞味期限切れになってしまう事がありますよね。
キットには基本調味料以外のやや特殊な調味料が小袋で添付されてくるので、たまにしか使わない調味料は買わずに済みます。
この「たれ」がとにかく優秀で、お店で出てくるような味に仕上がるのです。
たれ単体で売って欲しいくらい。もしくは何でできているのか教えて。
いつも調味料がついてくる訳ではなく、自分で用意する時もあります。
そうそう、自前食材についてお話ししないとなりません。
自前食材いろいろ
セットに含まれず、自分で用意しなくてはならない食材もいくつかあります。
自前食材についてはレシピを広げた内面の「ご用意いただく食材」という欄に指示されています。
基本調味料やごはん、牛乳などコンビニで買えるものなのでほとんど大丈夫ですが、自前食材を前もって把握しておかないと、調理を中断して買い物に行くはめになりますので、事前にチェックしておくのがおすすめです。
そんな奴は私だけですね。
いままでに用意した自前食材や調味料のリスト
これくらなら家にあるだろうとオイシックスが考える食材一覧です。
塩、砂糖、醬油、みそ、みりん、酒、酢、サラダ油、ごま油、オリーブ油、マヨネーズ、ケチャップ、中華だし(鶏がらスープの素)、こしょう、一味唐辛子(任意)、牛乳、水、ごはん、小麦粉。
セット食材の例
一方、セットに含まれていて用意する必要がなかったものはこいつら。
トマトソース、ウスターソース、合わせ調味料、カレー粉、片栗粉、卵(生、ゆで、温泉卵)、野菜、肉、魚、豆腐、など。
完成品の例
思ったより写真撮ってない
出来るとすぐ食べてしまうので、出来上がり写真が少ないのですが...(笑)
なぜだろう...みんな同じに見えるのは...
あ、ちなみに魚肉ソーセージは自前です。ギョニソはデザートなんでうち。
考察
食材キットは向いているタイプとそうでないタイプに分かれると思います。
ざっくり分類してみましたので、多くあてはまる方で参考になるかもしれません。
食材キットを試して幸せになれるタイプはこんな人
- 買い物に行きたくない
- 献立を考えたくない
- 野菜を切りたくない
- 調味料を買いたくない
- 生ごみを出したくない
- 余った食材を保存するのに手間をかけたくない
食材キットを継続的に使っていれば、巷で言う「晩ごはん症候群」発症の心配は要りません。
食べたい物をサイトで選んで、届いたら賞味期限の早い順に使えば良いのです。
食材キットが必要ないのはこんな人
- おかずの作り置きが得意な人
- 食材の使いまわしが上手な人
- 献立が次々と思い浮かぶ人
- 包丁使うのが上手い or 秘密兵器(フードプロセッサー)を持っている人
料理上級者には必要ないのでしょう。
やめた理由
いい事がたくさんあった「kit Oisix」でしたが、継続購入をストップしてしまった理由もお話ししたいと思います。
冷蔵庫パンパン問題
「kit Oisix」はけっこうな大きさなので、届いたものを冷蔵庫に入れるとそれ以外のものが入らなくなります。
冷たいお茶のスペースをあけておきたい。デザート冷やして食後に食べたい。
夏場は冷やしたいものがいろいろ増えるので、そちらを優先したい。
それが理由のひとつです。
食費かさみ問題
メニューごとに値段は違いますが、2人分の1セットがだいたい980円から1600円くらいの価格です。
お察しのとおり、実店舗のスーパーやネットスーパーで食材を買うより割高なので、食費が平均1.5割増しになってしまいました。電卓たたいて焦りました。
まとめ
20分で2品完成、私はできませんでしたが調理の段取りがなんとなく学べたし、料理するのがとても楽しかったです。
自分で作ったと思えないきれいな料理が出来るのがお気に入りでした。
食材キットを使った半年はとてもいい体験でした。
興味のある方はぜひ!